玉串の捧げ方
神社で正式参拝やご祈祷をお願いしたとき、玉串(たまぐし)を捧げて拝礼を行います。
玉串とは、榊(さかき)などの小枝に、紙垂(しで)と呼ばれる和紙を付けたものです。
榊などの常緑樹は、青々とした生命力を表し、紙垂は清浄なもの、神様への捧げものを表すといわれております。
神職から手渡された玉串の根元を右手で上から持ち、中央あたりを左手で下から支え、胸の高さに持ちます。
御神前に置かれた案(あん、祭事に用いる机)の前に進み、一礼します。
玉串を垂直に立て、左手を下げて右手に揃え、玉串に祈念を込めます。
右手で玉串の中央あたりを下から支え、根元を時計回りに90度回し御神前に向け、案の上に静かにお供えします。
その後、二拝二拍手一拝の作法で拝礼します。
玉串は「神に敬意を表し、且つ神威を受けるために祈念をこめて捧げるもの」です。
心をこめて、拝礼しましょう。