2012年6月9日
5月15日から16日にかけて東北六県神道青年協議会(日下修一会長)による
宮城県石巻市金華山黄金山神社(奥海聖宮司)の復興支援活動を行いました。
東北地区(宮城・岩手・青森。山形。秋田)から併せて32名の参加となりました。
15日は雨の中の支援活動で、主にダムの泥出し作業を行いました。
(下の写真の様に)土砂を土嚢袋に詰め、人の手でダムの外に運びます。
土砂を詰めた土嚢袋が運ばれてきますが、結ぶ紐が緩かったり、たくさん詰め過ぎて重すぎたり、途中で土嚢袋が破けていたりと大変な作業でした。雨の中の作業という事もあり作業終了後、着ていた合羽は泥だらけになりました。
16日は金華山頂上に鎮座する奥の院大海祇神社が被災したので、その修理のための資材運搬作業を行いました。まず、中継地点を決めてそこまで手渡しで運びます。
重さ20キロのセメント袋は全部で107袋。見た目以上に運んだ気がしましたが、ブルーシートの上にはこれしか集まりません。想像以上の力作業に皆さん汗だくになりながら頑張っていました。
当初の計画としては頂上まで資材を運ぶ予定でしたが、帰りの船の時間の都合上、五合目付近の大木の下に一時保管することになりました。
宿泊の際、潔斎場も被災しており、水不足の為入浴などもままならない状況でした。又食事も自分たちで持ち寄り、寝る時も寝袋を持参し、当たり前のことですがなるべく神社に迷惑をかけない様にしての作業でした。
東日本大震災やその後の台風による土砂崩れにより神社の貯水ダム・大海祇神社が被災した為今回の支援活動となった訳ですが、登拝道は地割れが起き、参道脇の石柱は倒れており想像以上の被害の大きさに驚かされました。
まだまだ、復興するまでには多大な時間と労力を必要とすることを改めて実感させられました。
次の週には愛知県東海地区神青会が支援に入るとのことでした。
一日も早い復旧復興を心よりご祈念申し上げます。