酒田港湾航路安全祈願
2014年7月23日
去る7月18日(金)酒田海洋センターにて「酒田港湾航路安全祈願」が行われました。
毎年、海の日にあわせて酒田港を利用する全ての船舶の航路安全と港に携わる人々の安全を祈願します。
当日は天候を鑑み、海洋センター3F会議室にて神事を行いました。
酒田港は、山形県北部酒田市にあり、日本三大急流の一つ最上川の河口に位置し、日本海に面しています。
江戸時代には西回り航路の起点として、紅花や米など各地特産品を北前船で大阪・京都へ運び、「西の堺、東の酒田」と呼ばれ大いに栄えました。俳人松尾芭蕉も酒田を訪れ、「熱き日を 海に入れたり 最上川」と詠みました。
大正14年(1925)に港湾協会の定める第二種重要港湾に、昭和26年(1951)には港湾法に基づく重要港湾に指定されました。
平成元年(1989)に日本初の双胴船「ニューとびしま」が就航。
現在は中国、韓国との間にコンテナ航路が開かれ、国際港としての機能も果たしています。
ここ海洋センターには酒田港の歴史や様々な関係資料が展示されています。是非、ご覧いただきたいと思います。
また、近くの日和山公園の展望台からは、酒田港が一望できます。
木造では日本最古級の六角灯台があり、通称「日和山灯台」と呼ばれ親しまれています。
展望台に至る道には、酒田にちなんだ床面タイルが見られるのも楽しいですね。
海は世界につながっています。酒田港のみならず、世界の平和もお祈りしました。
庄内通信員 N.H