荘内大祭
2012年9月5日
鶴岡では、8月14日、15日に荘内大祭が斎行されました。
このお祭は、城下町鶴岡の伝統的なお祭で、明治10年に荘内神社が創建されたことを記念して行われるようになり、事して135年目も迎えました。
そして、今年は荘内藩初代藩主酒井忠勝公が荘内に入部されて390年という節目の年を迎え、記念大祭を行いました。
8月14日には宵祭りとして、国の重要無形文化財に指定されている黒川能が荘内神社拝殿にて奉納されました。
黒川能は荘内神社が創建される前の御城時代から上演されており、御城が解体されてからも毎年奉納されています。
そして、8月15日本祭り、荘内藩伝承大名行列です。
行列の出発の前に、御旅所祭という行列の安全な巡幸を祈願する神事が行われました。
今年は記念大祭ということで、新しく結成された荘内藩甲冑研究会の方々による30名の甲冑隊の出陣式が行われました。
甲冑隊の勝鬨の声を合図に、行列が出発しました。
江戸城西の丸の時の大太鼓を先頭に、480名の侍、お姫様が鶴岡をくねります。
行列の所々では、三役奴振り、舞姫、今年初めて結成の女子警護隊の演舞が披露されました。
このお祭は、一年に一度荘内神社の御祭神、荘内藩藩主酒井様を御神輿にお遷しし、鶴岡をご覧いただくために行われています。
これからも、伝統あるお祭を絶やすことなく伝えていきたいと思います。
庄内通信員 W・I