神社で落語
2016年8月27日
8月26日酒田市駅前にある八雲神社にて、落語の寄席が開かれました。
第一回目の今回、噺家は柳亭左龍(りゅうてい さりゅう)師匠。
花形演芸大賞金賞を二度も受賞され、東京女子大非常勤講師という肩書きを持つ大家です。
約50名の入場者で、会場は満席となりました。
お題は、毎年1月25日の年の初めに行われる天満宮のお祭りに出掛けた父親と息子のやりとりを描いた「初天神」と、水瓶を買いに行ったドジな主人公と買い物上手の兄貴分が、瀬戸物屋の主人を言いくるめてまんまと値切らせる「壷算」の二つを約一時間お話ししていただきました。
一人で何役もこなす噺家の話芸に引き込まれました。
近年はテレビや動画サイトなどで家に居ながら楽しむことができますが、元々は神社や寺の境内で様々な興行が行われてきたものです。
地方ではなかなか生の落語に触れることは難しいですが、夏の終わりの宵涼みに、江戸情緒溢れる古典落語の粋なひとときを楽しみました。