４月１５日酒田市浜田に鎮座します「伊勢両宮社」の春祭が行われました。

浜田といっても、現在は駅前の地域です。

伝えるところによると、正保５年（１６４８）年頃に集落が組まれ、さまざまな変遷を経て慶応３年（１８６７）に浜田村が開かれたそうです。

その時に伊勢の両宮（現：伊勢神宮の内宮・外宮のこと）から大神様をいただき社が建てられ、村の産土神（うぶすながみ）とされたとのことです。

境内には浜田村開拓の石碑があります。

春祭に併せて開拓記念碑祭も行われました。

石碑によれば、近くを流れる新井田川がたびたび氾濫し、村人たちが大いに苦しめられたそうです。

安政４年（１８５７）、文久３年（１８６３）に堤をつくり、ようやく川の氾濫を治めることができたそうです。

先人たちの苦労を後世に残すため、明治３５年（１９０２）この石碑が建てられたそうです。

境内の松が根元から曲がっています。

酒田特有の強い風と長い年月でこのようになったのでしょう。

梅が咲きはじめましたが、まだ肌寒い日が続きそうです。

県北の酒田の桜が咲くのはもうすぐです。