新庄最上支部御田植祭
2012年6月28日
日本人と稲作は神話の時代までさかのぼることのできる密接な関係にあり、連綿と受け継がれてきた文化です。
今回は御田植祭について紹介いたします。
平成24年6月2日 新庄市月岡の武田廣一氏の田圃にて、神社庁新庄最上支部(日下樹一支部長)の御田植祭が行われました。
先ず斎主新田道尋副支部長をはじめ、
支部員、支部青年会員の奉仕により神事が行われました。
山科朝則県議、沼沢恵一市議会議長等の来賓や参列者が五穀豊穣を願い、玉串を奉奠いたしました。
神事が厳かにお修めいたしますと、引き続き、御田植行事がおこなわれました。
苗は山形が誇るつや姫です。支部管内の神社の総代さんが白丁姿に、また地元の娘さんたちが早乙女装束に身を包み、古式ゆかしく御田植をおこなっていただきました。本日は遥かに鳥海山を望む晴天の下に清々しくお修めすることができました。
御田植祭の後は戸澤神社(日下樹一宮司)社務所にて直会が行われました。直会では「40年ぶりに素足で田に入った」などの喜びや、「田に入れば田植えの動作を体が覚えていて勝手に動いた」などの驚きの声を聞くことができました。機械化が進む稲作ではありますが、昔ながらの田植えを行うことで、自然の恵みやお米への感謝の気持ちを再認識することができる機会になったと思います。
実ったお米は県を代表して伊勢の神宮に献穀米として奉納いたします。
最上通信員 M.O