山形刑務所大祓式(山形県神道青年会)
2013年7月25日
平成25年7月18日、山形県神道青年会(豊嶋宏行会長)の会員12名は、山形刑務所を訪れ恒例による大祓式(おおはらえしき)を奉仕しました。
大祓式とは、本来6月末と12月末の年2回、普段の日常生活において、知らず知らずのうちに犯している罪(つみ)や穢(けがれ)を人形(ひとがた)に移し祓(はら)え清め、清々しい生活を送るための日本古来の伝統的な行事です。山形刑務所では被収容者の教誨(きょうかい)を目的として、年に一度この時期に行なっています。本年で23回目となります。
教誨とは刑務所などの矯正施設において、被収容者の精神的救済や更生、再発防止を目的として行われる活動で、宗教的な講話や行事を通しての活動は神職や僧侶、神父などの宗教家の教誨師が行います。
この大祓式も、山形県の神職の教誨師が日頃活動いただく中で、山形県神道青年会が教誨活動に協力させていただいている事業になります。
次第は、豊嶋会長が斎主を務め、祈願の祝詞を奏上。次に会員全員にて大祓詞(おおはらへのことば)を宣読し、参列者を含め全員にて人形による祓(はらえ)を行いました。次に巫女が神楽舞を奉奏。次に斎主・教誨師・被収容者代表がそれぞれ玉串を奉り拝礼し、今年の大祓式も無事にお納めするとこが出来ました。
被収容者は90名以上の方が参列されました。
※「大祓式」につては、暮らしの中の神事『歳時記』の夏・6月と冬・12月に関連記事があります。ご覧ください。
寄稿 山形県神道青年会