お知らせ

山形交響楽団十重奏コンサート

2019年6月5日

 山形県護国神社(宮舘厚悦宮司)では、風薫る5月8日、山形交響楽団に依る十重奏コンサートが開催されました。

 

 はじめに禰宜(豊嶋宏行氏)がここに至った経緯を説明し、
「御創建150年の記念の夜に、御祭神を慰め申し上げ、皆さんと共に美しい調和の令和のはじめにしたい。」

 また、護國神社の概略を説明しながら、
「恒例となった境内を灯すキャンドルナイト・『煌~祈りの灯~』は、英霊の鎮魂の灯火であり、若い人にも平和について興味を抱いて頂けるきっかけになれば幸い。」と、集まった凡そ200人の参拝者に語りました。

 続いて山形交響楽団の事務長が、
「初めての試みであるが、護國神社の雰囲気に合う楽曲を用意してきた。今宵のハーモニーを存分に楽しんでもらえれば、護國の神々にも喜んで頂けて、この夜の趣旨に添へるのではないか。」と挨拶されました。

 演奏曲目は次の通りです。

  1曲目 県民歌。軽やかに、薫風かおるが如く。
  2曲目 グリーグ・ホルベルク組曲
    ノルウェーの歴史或る大地。次の弐百年年に向けて。
  3曲目 レスピーギ・イタリア
    美しいイタリアの景色を英霊に。
  4曲目 レスピーギ・シチリアーナ
    ルネッサンス期の人間の生きる喜び。
  5曲目 最上川舟唄。
    世界三大舟唄のひとつ。

  楽器紹介。
   ・ヴァイオリン、旋律の担当。最も高い音。
   ・第二ヴァイオリン、リズム。ハーモニー。
   ・ヴィオラ、家でいう断熱材。無いと寒い。
   ・チェロ、高低差。柱。音域が広い。
   ・コントラバス、演奏の基礎。

  6曲目 シベリウス・アンダンテフェスティーヴォ
    作曲家が心から愛した美しい曲
    自然のありがたさ、辛い冬を越した春の喜び。
  7曲目 いずみたく・見上げてごらん夜の星を
    坂本九の御霊へ。美しい夜空を英霊に。
  8曲目 ニューシネマパラダイス
    イタリアの映画館の話。
  9曲目 モーツァルト。ディヴェルティメント136
10曲目 モーツァルト。ディヴェルティメント138

  馴染みの曲目で解説も軽妙に話され、護國の英霊に、また参拝者に寄り添ったコンサートとなりました。

 また、明くる5月9日には雅楽の夕べが開催され、曲目は次の通りです。

  一、平調音取
  一、平調越殿楽
  一、雞德
  一、豊榮舞
  一、浦安舞
  一、蘭陵王
  一、長慶子

 参拝者からは、「素敵な時間を過ごせた。」「神社でクラシックというのも荘厳さが増して素晴らしかった。」「改めて護國神社の御祭神について考えさせられたし、平和について、もっと深く考えて未来の子供達に伝えてゆきたい。」等の声が聞かれました。
 2日間に亘る芸能の夕べに御祭神も御嘉納頂けたのではないかと職員一同充実の前夜祭となったようです。

 猶、「煌~祈りの灯~」のキャンドルナイトは8日~10日まで行われ、11日には例祭が賑々しく行われました。

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