天神祭
2011年5月27日
鶴岡市では毎年5月25日に天神祭が行われます。
これは、学問の神様と言われている菅原道真公をお祀りしている鶴岡天満宮のお祭りです。
また、「化けものまつり」とも言われ、老若男女関係なく、派手な花模様の長襦袢に帯を締め、手ぬぐいと編み笠で顔を隠し、お酒やジュースを振る舞う化けものがたくさん出現します。
これは、道真公が京都から九州の太宰府に配流されるとき、道真公を慕う人々が、時の権力にはばかり、姿を変え顔を隠して密かに酒を酌み交わし、別れを惜しんだという言い伝えによるものです。
化けもの姿で、3年間誰にも知られずお参りができると願いが叶うといわれています。
菅原道真公行列があり、毎年公募で道真公の役を決めます。
天満宮の御神輿です。
また、この日はにぎわい天神パレードということで、子供から大人までさまざまな踊りを披露していきます。
大震災の影響で、このお祭りの開催もいろいろな意見があり、話し合いがたくさんあったそうです。
しかし、多くの市民の方々から
「このお祭りをして、鶴岡から元気を発信していこう!!」
というお声をいただき、開催が決まりました。
この日は鶴岡中がにぎわい、震災も吹っ飛ばすくらいの元気で包まれていました。
これからも鶴岡市民が一致団結して、東北を元気にしていきたいと思います。
庄内通信員 W・I