大宮子易神社 御田植祭
2018年7月4日
平成30年6月10日西置賜郡小国町大字大宮に鎮座する大宮子易両神社にて、春の御田植祭が執り行われました。大宮子易両神社では、雪の関係と、小国町の田植えの時期に合わせ毎年この時期に御田植祭の神事、その後境内にて御田植の田舞(たまい)が奉納されます。
この御田植の田舞は、奈良県春日大社より伝わった舞で、大宮子易両神社では約30年前から毎年執り行われております。地域の歴史や文化を守り伝える「大宮ふるさと塾」の有志の方の説明に合わせ、神主さんによる田主や地元高校生による牛童によって昔の田植えの所作が行われ、のちに田植歌に合わせ巫女が田舞を奉納します。
この田舞の中では、箕(み)に入れた 松 切り餅 籾(もみ) を撒き、田植えの無事安全と秋のお米の豊作をお祈りします。又、この撒いた三品は、神事後に参列の方々がわれ先にと拾い集め持ち帰り、それぞれ持つ田んぼにお祀りされます。
そして、田舞の結びには、神事で神様にお供えした紅白の撒き餅を巫女が田歌に合わせ撒く散餅(さんぺい)の儀です。
今年は天候にも恵まれ、涼しげな春らしい陽気の中、小さなお子さまやその親御さん、お年寄りの方々まで、競って拾い集める姿、笑顔が印象的なお祭りとなりました。