八雲神社 例大祭 キウリ天王祭
2013年7月24日
7月14、15日、酒田市駅前鎮座の八雲神社にて、例大祭が斎行されました。
八雲神社は永禄8年(1565)京都祇園社(現八坂神社)の御分霊をいただき創建されたと伝えられております。
14日は午前10時30分より献幣使参向の下、例祭神事を行いました。
お盆の前後に行われる酒田の夏祭りは夜会式(よゐしき、よゑしき)と呼ばれ、日が沈んでから様々な催し物で賑わいます。
八雲神社の夜会式14日には、お神楽(かぐら)が上演されました。
酒田市穂積下市神という地域に伝わる神楽で、神代から鎌倉時代にわたって幅広い題材を持ち、地面を踏み鳴らす所作(五穀豊穣を願う所作)が印象的で、勇壮な神楽です。
特に14日には八雲神社の御祭神(スサノヲノオホカミ)にちなみ、八岐大蛇(ヤマタノヲロチ)退治の神楽が演じられます。
ちなみに、今年も無事大蛇は退治されました。めでたしめでたし!
二日目の15日には、歌とエレクトーンの演奏があり、大盛り上がりました。
ミニ花火大会でお子さんたちも大喜び!
また、八雲神社は江戸時代までは天王宮(てんのうぐう)という名前でした。
神仏混淆の時代、御祭神のスサノヲノミコトは仏教でいうところの牛頭天王(ごづてんのう)にあたり、祭礼日にウリ科の実をお供えし、お下がりを食すと一年間病気にならないと信じられてきました。
八雲神社でもウリ(キウリ)をお供えしてお祀りをしますので、通称「キウリ天王様」と呼ばれ親しまれています。
今年も沢山のキウリがお供えされました。
無病息災を願い、家族でお参りしました。
酒田の夏祭り・夜会式は9月中旬ごろまで市内各地で催されます。
庄内通信員 N.H