下市神皇大神社例大祭
2018年5月15日
4月29日、酒田市は穂積字下市神(ほづみ あざ しもいちがみ)に鎮座する皇大神社の御例祭が執り行われました。
ここは、酒田の中心地から北へ約6㎞ほどの、村の鎮守様です。
神社の御創建は、宝永6年(1709)伊勢大神宮より御神霊を拝受して社殿を建立し、産土神として祀られたと云われております。
午後一時より、御社殿にて御例祭が斎行されました。
玉串を奉り、五穀豊穣・村中安全を祈りました。
境内には村の開闢祈念碑が建てられており、御例祭に合わせて開闢祈年祭を行っております。
この地域は西荒瀬(にしあらせ)といって、すぐ西側に日本海があり、強風で吹き上げられた砂があたりを覆い尽くし、とても荒れた地だったそうです。
吹き上げられた砂が溜まり砂丘となったところに、少しづつ少しづつ黒松を植え防砂林とし、ようやく人が住むことが出来るようになったそうです。
その先人達の苦労を慰め、開拓の精神を忘れまいと、祈念碑を建て篤く敬うことになったそうです。
この下市神が開村して350年を記念し、タイムカプセルが埋められました。
平成18年(2006)に埋められ、公開は50年後(2056)だそうです。
さて、いよいよ御神輿の出発が近づいてまいりました!
出発を前に、みんなでお参りをします。
いよいよ天狗様を先頭に御神輿の出発です!
みんなで頑張って村中を回ります。
神様に感謝しながら、元気を出して!
昨年までは二基の御神輿が出ていましたが、少子化により今年から一基のみの御神輿となりました。
それでも参加してくれた子どもたちは元気に「ワッショイ!」の掛け声で最後まで頑張りました!
今年は天気も良く、清々しい祭典となりました。