山形県神社庁

山形県神社関係者大会 in米沢

去る、平成23年10月27日、

米沢市民文化会館にて、年に一度の平成23年度山形県神社関係者大会が開催されました。

 

 

一般の方はなかなかご存知ないかとは思いますが、神社は神職だけで運営できるものではありません。
必ず、その神社が御鎮座している地域の方々のお力添えが必要で、各神社ごとに責任役員や総代といった役を、地域の方々に担っていただいております。

この大会は、神社神職をはじめ、山形県内の各神社の責任役員や総代の方々が一堂に会し、功労者への表彰や記念講演を行うものです。
今年も1,000人以上の方々に参集していただき、盛大な大会となりました。

 

 

記念講演では、講師として参議院議員、神道政治連盟国会議員懇談会副幹事長としてご活躍の、有村治子(ありむらはるこ)先生をお迎えし、ユーモアを交えながらの大変有意義なお話を伺うことができました。

 

 

演題は、「見つめよう 日本人の生き方」です。

有村先生のお話は、日本人と神社の関係についてはもちろんのこと、日本人の死生観や食糧事情、外交に至るまで多岐にわたり、講演時間1時間をずっと聞いていても全く飽きることのない、興味深いお話ばかりでした。

有村先生の講演の中で私が特に興味を持ったのが、日本人の主食である、米の消費量の減少と、日本の食料廃棄の現状についてのお話です。

 

 

戦後、ようやく食生活が安定してきた昭和30年代では、日本人1人当たりの米の消費量は年間約120kgだったそうです。
ところがです。それが現在では、なんと約58kgまでに減少したのだそうです。
この約半世紀の間に、日本人は米の消費が半分に減ってしまっているということです。

言われてみれば、今日、私は昼食にうどんを食べました。うどんは小麦から出来ています。
山形県民は全国で最もラーメン消費量が多いそうですが、私もラーメンは大好きです。
ラーメンだって、小麦から出来ています。
たしかに、1日3食、お米を食べる日って、なかなか多くはないかもしれませんね。

話は変わって、食料全体についてです。
日本の食料自給率は、カロリーベース換算で39%しか無いのだそうです。
ということは、日本人は食料生産の6割を、海外に依存していることになります。

ところがです。

家庭での食べ残しで廃棄される残飯の量は、なんと、年間1,000万トンなのだそうです。
飲食店も含めるとさらに膨大になり、日本全体で2,000万トン程の食料が廃棄されているとのこと。

国連をはじめとして、世界の国々が、飢餓で苦しんでいる国へ送っている食糧援助総量は、740万トン。
この量で、途上国の5,000万人分の年間食糧に匹敵します。

日本人は、この数倍もの食料を廃棄しているということです。
海外から食料を、日本国内消費量全体の6割も輸入してまで・・・。

有村先生の話は、私も深く考えさせられる内容でした。

“もったいない”

こんなにも、大事な言葉が、日本にはあります。

果たして、私たちは、“もったいなくない”食生活が出来ているでしょうか。

各云う私は、実践として、今日は昨日の残り物まで残さず頂きました。
(ちょっと食べ過ぎたかも・・・。)

“いただきます”

それから、

“ごちそうさま”

忘れてはならない、大切な、日本人の生き方を示した言葉であると思います。

筆者

豊里神社 禰宜 新野武憲